2017.10.02 Monday
読み手の世界観で決まる
たまにいただく感想なんかで
書いている私が想像もしていない
解釈をされているのを読むと
こちらがすごく勉強になります。
たとえば、私は「雪」を想像して
「白くて冷たい」
と表現したとしてもある人は
「ソフトクリーム」を連想して
文章を読まれていたりして
なるほど!と考えさせられるわけです。
そう考えるとやっぱり書物は
書き手の表現ではなく
読み手側の世界観が大きく影響していると
感じざるを得ない。
つまり読んでいて
「良いこと書いてあるな」
「なんだかやる気が出てきたな」
などと感じるのは
もともと自分の中にあったものと
共鳴しただけに過ぎず
書き手はそんなことを一切
期待してはいないってこと。
良い書物に出会うことは大切だ。
ただ、それを自分なりの解釈をする
世界観を磨いておくことも大事。
ものは取り様だと
改めて考えさせられた。